ここで、ビールの例に戻って、ちょっと考えてみてください。
最高に美味しかった1杯目も、惰性で飲んでる5杯目も、満足度が違うのに同じ値段です。
ビールを提供するお店側からしてみたら、商品として同じものを提供しているので、同じ金額で売るのは当然でしょう。
しかし、ビールを注文する消費者側からしてみたら、1杯目のビールと5杯目のビールでは得られる満足度が低くなっているのにもかかわらず、同じ金額を支払わなくてはなりません。
「俺の満足度は、アルコールの摂取量に比例するんだ!」という屁理屈はやめてください。
“1杯目の美味しさ” から得られる満足度のことを言っています。
以上のように、ある種の繰り返し行われる支出活動において、「それから継続的に得られる満足度が、果たして金額に見合っているかどうか」というのは、常に意識しておかなければならないことです。
無駄な消費・浪費にならないよう心掛けながら、経済活動を営んでいきましょう。
コメント