遺伝子検査でわかることが凄い!ダイエットにも応用できる? グッズ X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.05.122021.11.02 スポンサーリンク 目次 遺伝子検査とははじめに(遺伝子検査にまつわる話)遺伝子と疾患の関係検査でわかることメリットとデメリットおすすめの検査キット(検査内容や費用)Genesis2.0実際にやってみたまとめ 遺伝子検査とは はじめに(遺伝子検査にまつわる話) 「遺伝子検査」という言葉を身近なものにしたニュースとして、アメリカの女優であるアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんが、遺伝子検査の結果、乳癌の発症する遺伝的リスクが高いと判定され、2013年に37歳という若さで両乳房の切除・再建手術を受けたことは、世界中で大きな話題となりました。2013年5月14日付のニューヨーク・タイムズ誌によると、アンジェリーナ・ジョリーさんの母親が、2007年に56歳で乳癌によりお亡くなりになられていることを受け、本人の希望で遺伝子検査を実施されたそうです。その結果、BRCA1という遺伝子に、乳癌の発症リスクが87%となるような変異が見つかり、乳癌の予防のため手術を行ったそうです(なお、通常のBRCA1変異による乳癌の発症リスクは67%)。ほぼ9割の確率で乳癌が発症することを知ってしまえば、誰でも恐怖を抱くのは自然なことです。予め発症するであろう病気を予防できる可能性があることは、遺伝子検査のメリットのようにも思えます。しかし、一方で、自身の疾患リスクを知ってしまったことで、精神的な不安と向き合わなければならないというのは、遺伝子検査のデメリットと言えるかもしれません。「ウチは癌家系だから…」というのは、まさに遺伝という概念に基づく発想です。 遺伝子と疾患の関係 ゲノム解析技術が進歩し、より短時間・より安価に遺伝情報を調べることができるようになったおかげで、「ある特定の遺伝子にどのような変異があると、ある疾患が引き起こされる可能性(リスク)が高いか」という情報が、膨大に蓄積され続けています。参考までに、GeneReviews日本語版 遺伝子疾患リスト には、遺伝子変異と疾患リスクについて、より専門的な内容でまとめられており、情報が日々アップデートされています。このように、遺伝子の変異によってもたらされる疾患のことを遺伝性疾患と言います。ただし、遺伝性疾患には、単一遺伝子疾患(ある一つの遺伝子変異によって引き起こされる疾患)と多因子性疾患(複数の遺伝子や環境要因など、複数の原因によって引き起こされる疾患)などあり、またその頻度(発症確率)も様々なため、遺伝子検査の結果の信憑性については、注意深く取り扱う必要があります。出生前診断においては、遺伝子検査による疾患の発症リスクにだけとらわれることなく、倫理面も考慮しながら、授かった大切な命と向き合わなければならないことを忘れてはいけません。遺伝子検査は、あくまでも疾患の発症リスクや体質の「傾向がわかる」に過ぎません。疾患の発症リスクは、環境(食事、嗜好、睡眠、ストレス、etc…)によっても大きく左右されることを心得ておく必要があります。 検査でわかること 遺伝子検査でわかることは、疾患の発症リスクだけではありません。キットの種類(検査内容)にもよりますが、体質や知能、遺伝的ルーツといった情報まで得られます。特に女性の中には、自分の体質を知った上で最適な美容・ダイエット方法に活かしたいという方も、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。 メリットとデメリット 遺伝子検査には様々なメリット・デメリットがあり、代表的なものを挙げておきましょう。 メリット ・生活習慣の改善や疾患予防に役立つ ・体質や遺伝的ルーツがわかる ・自宅でできる ・非侵襲性(痛みを伴わない) ・お手頃価格(キットによる) ・一度の検査で済む デメリット ・疾患に対する不安が増す ・思ってた自分と違ってがっかりする ・結果の解釈が困難 (原著論文を読む必要がある) ・結果が出るまで時間がかかる ・個人情報の漏洩が懸念される おすすめの検査キット(検査内容や費用) Genesis2.0 一番のおすすめは、累計解析数100万人を達成した ジェネシスヘルスケア株式会社 の Genesis2.0。 なんと、その検査項目数は約360種類。大項目だけでも列挙すると、こんな感じに充実しています。 体質 ・志向性/行動 ・能力 ・性別 ・体型・体質 ・骨・関節・皮膚 ・目・耳・鼻・口 ・血液・免疫 ・栄養素 ・その他 疾患リスク ・感染症 ・性別 ・循環器 ・呼吸器 ・消化器 ・神経系 ・内分泌 ・泌尿器 ・骨・関節・皮膚 ・目・耳・鼻・口 ・血液・免疫 ・がんのリスク ・七大生活習慣病 ・その他 検査項目に、新型コロナウイルス(COVID-19)の重症化リスクを追加したキットも販売されており、お値段なんと11,000円(税込、2021年5月13日現在)。 実際にやってみた 「Genesis2.0」を2018年に楽天市場で購入し、実際に自分の遺伝子検査をやってみました。当時は、定価15,900円からクーポンで2,000円割り引きされ、13,900円(税込)で購入することができました。届いたものがコチラ。(箱の裏面には、個人を識別するためのIDが記載されてあるため伏せてます) 箱の中に入っているチューブ(右の写真)に検体(唾液)を採取し、サインした同意書と一緒に返信用封筒に入れて返送するだけです。約1か月後、解析が終わったら結果を閲覧するための専用アプリをスマホにダウンロードして、結果を見るだけです。年齢とともに体の気になる部分が増えてくると、やはり自分の遺伝的背景というのは気になるものです。 さて、気になる結果については…個人情報なので、また機会があれば。 Amazon からも、公式サイトよりも安価で入手可能なようです。 まとめ 自宅で手軽にできる遺伝子検査について紹介しましたが、いかがでしたしょうか?私自身、生活習慣を見直すきっかけになるというところに、最大のメリットがあると感じています。例えば、「アルコールの分解能力が低いならお酒を控える」ように心がける。とかです。遺伝子検査の結果に一喜一憂することなく、自分の体質と向き合って、人生をエンジョイしましょう。
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